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今日は原皮の種類についてお話しします。

◾️原皮の種類

*カーフ

生後6ヶ月の以内の仔牛の皮を鞣したもの。
傷が少なくきめが細かく柔らかい。
牛皮の中で最も上質。

*キップ

生後6ヶ月から2年くらいの中牛の皮。
カーフより厚手で強度がある。
カーフに次いで上質。

*ハイド

成牛(ソファ用の大半に使用される)

・カウハイド
出産経験のある生後2年ほど経過した牝牛の皮。
・ステアハイド
生後3〜6ヶ月の間に去勢され、生後2年以上経過した牡牛の皮。
・ブルハイド
生後3年以上経過した去勢されていない牡牛の皮。
厚くて丈夫ですが、最も肌触りが粗い。
主に底革に使用される。

カウハイドとステアハイドでは同じ工程で加工した場合、滑らかさ・柔らかさはカウハイドの方が優れている。

ワタリ社で扱う原皮は大半はカウハイドです。
日本国内のメーカーは北米産のステアハイドが主流。

今日も専門的なお話でした。
ソファのシートや背中のクッションを一枚革で大きく張る場合、
やはり仔牛の皮だと面積が小さいのでソファは成牛の皮を使用します。

牛も人間と同じで大人より子供、男性より女性の方が肌はきれいで柔らかいです。

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革がやわらくてびっくりしますよ。

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